投資信託

投信(6)投資信託の種類と特徴の一覧 ダイジェスト

更新日:

サイトマップ(目次)

前ページ     投信(5)投資信託の購入までの流れと注意点

次ページ     投信(7)パッシブ(インデックス)型投信は仕組みも成果も解りやすい

投資信託には様々な種類があり、組み入れられている資産や運用方法によって、特徴が大きく違って来ます。一覧にしてみました。

パッシブ型投信(インデックス型)

特徴

指数に連動するタイプの投資信託。代表的なものでは、日経平均連動型やTOPIX連動型などがある。他にも、業種別指数や世界株式、新興国長期債券など様々な指数に連動する投資信託がある。

メリット

信託報酬が安い。アクティブ型では、最大2%強の投資信託もあるが、パッシブ型は安いものだと0.1%位のものもある。

対象指数にほぼ100%連動しているため、対象指数を見ればいくら損しているか得しているかかなり正確にわかる。

デメリット

投資信託自体は、指数を買付けるだけで、儲ける為の運用を何もしないので、売買のタイミングを計るなどの努力は自分でする。いわゆる、「専門家が運用します」というメリットはない。

選別のポイント

対象指数と信託報酬が最大のポイント。運用資産残高があまり少ないものは避けるべき。

パッシブ型投信をもう少し詳しく

 

アクティブ型投信

特徴

運用担当者(専門家)の投資判断で運用する。コンセプトや運用担当者の良し悪しで結果に差が出る。ベンチマークを決めて、それ以上の成果を目指すものと、「同様のコンセプトの指数が無い」などの理由でベンチマークの設定されていない投資信託も多くある。組み入れ銘柄数が多ければ多いほどベンチマークと差が出にくい。

メリット

いわゆる、「専門家が運用します」というメリットがある。投資信託の設計や運用担当者の能力が高ければ、常に平均以上の成果が期待出来る。

デメリット

信託報酬がパッシブ型投信よりもかなり高い。仮に信託報酬が2%として、10年間ベンチマーク通りの運用をされると、資産はベンチマークより20%も少なくなってしまう。

下手な運用担当者だと運用成果はずっと悪い。何の不思議もありません。

ベンチマークを意識し、対象資産の組み入れ比率を高位に保つ必要があると、ベンチマークが値下がりする相場では投資信託も値下がりする事は否めない。

選別のポイント

運用担当者だけでなく、運用対象や運用方針などの投信の設計も非常に大切。同様のテーマの投資信託と、同期間の運用結果を比べてから買付けても良い。私だけかも知れませんが、組み入れ銘柄数の少ない投資信託には、自信と気概を感じます。

アクティブ型投信をもう少し詳しく

 

ベンチマークの注意点

意外にも、アクティブ型投信はベンチマークの無いものの方が多いそうです。ただし、ベンチマークは無いが、「参考指数はある」とか、「社内ベンチマークがある」とか、殆どのものには、「ベンチマークのようなもの」があるようです。統一して欲しいですね。

注意して欲しい点は、日経平均とかTOPIXには、配当込みの指数と配当抜きの指数があります。通常は配当込みの指数をベンチマークにしているものなのですが、時々、わざわざ配当抜きの指数をベンチマークにしている投資信託があります。

わざわざ選ばないと、配当抜きの指数はベンチマークになりません。「どちらでも良いと思い深く考えませんでした」という事はないと思います。

日経平均やTOPIXの配当利回りは、年間2%強あります。投資信託の運用成績には、配当金はもちろん入っていますので、この分ごまかしている事になります。

もちろん合法ですが、一事が万事と言います。こんなごまかしをする投資信託は、他にも誤解を与えるチャンスがあれば、喜んで誤解を与えに来るのではないかと思えます。

私個人の意見としては、ベンチマークに配当抜きの指数を採用している投資信託は、それだけで購入の候補から外して良いと思います。運用報告がうかつに信じられない投資信託は、粉飾決算など決算発表の信じられない株式と一緒です。

 

絶対収益追求型投信

特徴

指数の上げ下げにかかわらず、常に利益を上げる事を目標にする投資信託。「投資元本という絶対水準に対して収益を上げる事を目指す」の意味の絶対で「絶対儲かる」の意味の絶対ではない。多くの場合、ロングショート戦略といい、ロング(買いポジション)とショート(売りポジション)を組合せたり、先物取引やオプション取引を組合せます。

メリット

相場にかかわらず、常に利益を上げる事を目標にしているので、買付けや売り付けのタイミングをあまり選ばなくて良い。

デメリット

下げ相場でも利益を上げる事を考えているため、上げ相場では、通常の投資信託よりも利益が少なくなりやすい。

通常の投資信託で、ベンチマーク以下の成績しか出せない運用担当者が運用したとしたら、上げ相場でも下げ相場でも損する理屈になります。

選別のポイント

この投資信託は、戦略を売りにしている場合が多く、「この戦略を過去に当て嵌めると、こんな素晴らしい成績です」とか、「最新の戦略です」などという文言に騙されない。過去に当て嵌める場合、当て嵌め方次第でどうとでもなります。「最新の戦略」は超お金持ちに行きます。「最新だったけどもう古いかも」位の気持ちでまだ通用するか、今の相場に嵌まるかを考えて投資しましょう。

絶対収益追求型投信をもう少し詳しく

 

ブルベア型投信

特徴

先物やオプション取引を使う事で、対象指数と同じ動き(ブル)、或いは正反対の動き(ベア)をするように設計された投資信託。ベアの場合、対象指数が値下がりすると、投資信託は値上がりするという事です。指数の2倍、3倍の動きをするものもある。対象指数は日本株式や米国株式、為替、債券などがある。

メリット

下げ相場で利益を取りにいける。また、例えば3倍の値動きのものであれば、同額で約3倍の投資効果が見込める。

デメリット

仕組み上、上昇下降を繰り返すと単価が目減りしていく。ボックス圏の相場でも日に日に目減りしていく。倍率が高ければ高いほどその傾向は顕著で、長期投資には向かない。というよりも、一波動を狙う短期投資向け商品。

選別のポイント

通常の投資信託と違い、運用コストでの目減りが激しいです。投資期間は、通常1週間以内、失敗して長くなってしまっても1~2カ月位で決済しましょう。目減りの目安は、ファンドの設定日を確認し、ブルとベアの単価を足してみましょう。10,000+10,000で20,000からスタートしているはずですが、足すと20,000以下になっていると思います。下げ幅を日数で割ると1日当たりの平均の目減り額になります。結構な勢いで減っていると思います。

ブルベア型投信をもう少し詳しく

 

バランス型投信(資産複合型)

特徴

国内株式だけとか、外国債券だけなどの投信ではなく、複数の資産が組み合わされている投資信託。組み合わせは様々です。例えば、株式・債券・リートの、それぞれの国内と海外に分けたら、6資産に分類という事になります。

それぞれの資産の投資配分を、状況によって変動させるものもあれば、固定のものもある。

メリット

1つの投資信託で複数の資産に投資する事で、各資産毎の配分のバランス調整やリバランスまでしてくれる。

デメリット

値動きの原因が分かりにくい。リスクを抑えた結果リターンが少なかったのか、ただ単にリターンが少なかったのかなど、運用の良し悪しがわかりづらい。自分でリスクコントロールしたい人には不向き。

選別のポイント

如何にリスクを減らしてリターンを取ったのかがわかりづらいため、選別の難しいファンドです。大きく分けて、相場状況に合わせて配分比率も変動させるタイプと、配分比率はほぼ固定のタイプがあります。性格が大きく違って来るため、ポイントになります。

口コミや残高の額や増減なども一応の目安にはなります。こういう見るポイントが多すぎて選別の難しいファンドを選ぶコツは・・・ねちっこく頑張る!  か・・諦める・・・です。

資産複合(バランス)型投信をもう少し詳しく

 

単位型投信(スポット型)

特徴

設定した時しか購入出来ない投資信託。期間は2年~5年位のものが多い。クローズド期間と言って、解約出来ない期間が設定されていたり、全期間クローズドで途中換金不可のものもある。

メリット

直接の顧客のメリットではないが、買付けや解約を制限する事で運用が計画的にやり易くなる。「今このタイミング」という設定内容のものが作れる。

デメリット

運用を見てから買付け、或いは、追加で買付けという事が出来ない。クローズド期間中は換金出来ない。

選別のポイント

旬で魅力的なテーマの投資信託があるが、一方で、追加購入や途中換金が出来ず、購入金額の目安が建てづらい面がある。クローズド期間にもよるが、慣れるまでは、少なめの投資額で、慣れるために数多く手を出していく事をお勧めします。

単位(スポット)型投信をもう少し詳しく

 

国内株式投信

特徴

国内株式を対象とした投資信託。大型株、中小型株、新興市場(ベンチャー企業)株、業種別セクター、テーマ別など、様々な切り口があり、それぞれ対象指数をベンチマークにしている事が多い。

メリット・デメリット

いわゆる投資信託のメリットとデメリットです。

選別のポイント

まず、全体・大型株・テーマなどの投資対象を選ぶ。

希望が決まっている場合は、パッシブ型かアクティブ型かの選択をする。

パッシブ型の場合は、対象指数が重要になる。

アクティブ型の場合は、商品分類や属性区分である程度絞れるが、思い思いの名称が付けられているため、目的のファンドを検索しずらい。

国内株式投信をもう少し詳しく

 

海外株式投信

特徴

海外の株式を対象とした投資信託。対象地域は、全世界を対象にしたものや、全世界から日本を除いたもの、米国株、中国株、新興国株など様々。為替ヘッジの有り無しが選べたり、毎月分配型投信もある。

メリット

取扱い証券会社や情報が少なく、個別銘柄では投資しずらい国や地域にも投資出来る。分散投資の幅を世界に拡げられる。

デメリット

アクティブ型の場合、信託報酬が比較的高め。

選別のポイント

まず、投資する国・地域を選ぶ。為替ヘッジの有無を確認し、選べるならば選ぶ。

パッシブ型かアクティブ型か、希望が決まっているならば選択する。

パッシブ型の場合は、対象指数が重要になる。

アクティブ型の場合は、対象指数に対しての成績や信託報酬も確認する。

海外株式投信をもう少し詳しく

 

外国債券型投信

特徴

債券の性格上、長期保有すると、株式投信に比べて格段に安定性は増します。対象国のカントリーリスク、為替の円高、金利の上昇が最大のリスク要因になる。

投資対象地域は何処の国なのか。債券の種類は、国債?事業債?ハイイールド債?。組み入れている債券は、長期債なのか短期債なのか。条件によって性格は大きく異なる。毎月分配型や、為替のヘッジ有り無しを選べる場合もある。

メリット

分散投資するのでデフォルトリスクに備えられる。インカムゲインをメインに据えた運用が出来る。

デメリット

ストレート債に比べて、金利低下による利益を享受しにくい。信託報酬が意外に高い場合がある。

選別のポイント

地域、種類、期間による性格の違いをしっかり理解する。

外国債券型投信をもう少し詳しく

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク

 

積立て型投信

特徴

積立てというのは、時間による分散投資です。総額を一気に購入するわけではないので、必然的に長期投資になります。少額投資出来る投資信託と、相性の良い投資方法です。等金額投資のドルコスト平均法がお勧め。

メリット

個人型確定拠出年金(iDeCo)や積立てNISAと組み合わせると節税効果も見込める。

デメリット

ある程度貯まるまでは、値上がりしても恩恵が少ない。大きく値上がりしてしまった時の対応が難しい。

選別のポイント

元資産の値動きは、右肩上がりよりも、理想を言えば、長い長いボックス圏の末、最後に大きく値上がりしていく事が望ましい。ドルコスト平均法の効果を考えると、ボックス圏の期間の値動きは荒い方が良い。

積立て投資をもう少し詳しく

 

上場投信  株価指数連動型(ETF)

特徴

日経平均やTOPIXなどの株価指数に連動する投資信託。

通常の投資信託同様、基準価格で受益権が設定・解約されるが、一般投資家は、市場価格でザラ場中株式と同様に売買する。

メリット

普通の投資信託は1日1回の値付けで、購入・解約の翌日以降に取引価格がわかるが、上場投信は株式と同様に取引き出来る。普通の投資信託同様、国内・海外含めて、様々な指数のETFがある。

デメリット

デメリットという程ではないが、指数の動きと上場投信の取引価格には、若干のズレがある。

選別のポイント

同じテーマのETFならば時価総額の大きいものを選ぶと無難。

上場投信 ETFと投資信託の違い

ETFの使い方のコツは信用取引

 

上場投信  不動産投信(REIT)

特徴

不動産投資法人が、ビルや商業施設などを数本から数十本をまとめて証券化し、その不動産価格の値動きや、家賃・テナント料などを投資家に還元するファンド。組み入れられている不動産の入れ替えや管理を行い、資産価値を高める。

上場している銘柄数は60銘柄程あり、地域やオフィス・商業地などとそれぞれに特徴がある。

ETF同様ザラ場中に株式のように売買出来る。

メリット

少額で、個人では買えないような不動産施設にも投資が出来る。しかも分散投資が出来る。不動産と違い流動性が高い。専門家に運用を任せられる。

デメリット

購入した不動産に、住むとかリフォーム、自分で家賃交渉などは出来ない。不動産投資法人の信用リスクに弱い。地震や空室率の増加など、一般的な不動産のリスクは不動産投信でもリスクになる。

選別のポイント

地域や、施設の種類(オフィスや商業施設など)によって値動きは大きく違う。また、同じようなテーマでも、組み入れられている不動産の利益率は不動産毎に結構違う。

不動産投信(REIT)についてもう少し詳しく

不動産投信(REIT)と実物不動産の比較

 

不動産投信(REIT)ファンド

特徴

紛らわしのですが、上場投信の不動産投信(REIT)とは違います。複数の上場投信の不動産投信(REIT)に投資する投資信託です。

既に分散投資されている不動産投信に投資するので、一見、運用コストがかかるだけであまりメリットがないように思えるが、積立て投資に向く・毎月分配型がある・海外の不動産投信(REIT)にも投資出来るなどの結構大きなメリットがある。

メリット

不動産投信の良し悪しがわからなくても、専門家が不動産投信を選んでくれる。少額で投資でき、積立てにも向く。毎月分配型がある。海外の不動産投信(REIT)に投資するファンドもある。

株式で、個別銘柄を選ぶよりも投資信託を選ぶ方が少ない知識で出来るように、不動産投信(REIT)を選ぶよりも不動産投信(REIT)ファンドを選ぶ方が少ない知識で出来る。

デメリット

分散投資したものをさらに分散投資するので、投資したいものがはっきりしている人には焦点がぼやけてしまう。信託報酬などの運用コストがかかる。

選別のポイント

運用資産残高の多寡には、必ず理由があるので、良いと思った投資信託の残高が少ない時は理由を考える。逆に毎月分配型の場合、運用の良し悪しよりも分配金の多寡で人気がある場合が多々ある。

不動産投信(REIT)ファンドをもう少し詳しく

海外REITファンドについてもう少し詳しく

 

上場投信 コモディティ投信(ETC)

特徴

金 銀 白金 パラジウム 原油 商品指数などの商品市場に投資する上場投資信託。上場投信ETFの括りでコモディティETFなどと説明されている事もままある。株式よりも値動きは荒いとされている。

メリット

株式との値動きの相関性が低いため分散投資の選択肢として有効。インフレヘッジの効果が大きい。

商品先物取引などでは、取引所取引はまだしも、店頭(相対)取引は商品先物取引業者によってはトラブルも多いが、投資信託ならばその心配はない。

デメリット

株式とは別のカテゴリーになるので、少し勉強する必要がある。本気でやるのなら一から勉強する必要がある。

選別のポイント

同じ商品のETCならば、出来高の安定して多いものが良い。

本格的にやるのなら、商品先物取引業者で商品先物取引をするか、IG証券のCFDなどの方が選択肢が豊富。

コモディティ投信・CFD・商品先物取引の比較

コモディティ投信についてもう少し詳しく

 

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク

 

その他投信(外国籍投信・私募投信・外貨建てMMF・MRF)
外国投信(外国籍)

外国で外国の法律に基づいて設定された投資信託。投資信託自体が外貨建てのものが多いが、円建てのものもある。

私募投信

公に募集する公募投信(通常の投信)に対して、50人未満の少人数を相手に募集する投資信託。

外貨建てMMF

証券会社の営業日であれば、何時でも(受付時間は決まっている)買付・解約可能な金融商品。米ドルやユーロ、豪ドルなどのメジャーな通貨に対応している。FXに比べるとレバレッジが効かない・手数料が高いなどのデメリットがある。交換レートはリアルタイムではなく、日に何度かレートの更新があり、レートを見てから買付・解約が出来る。

MRF

証券総合口座を申込んでいる(普通は申込んでいる)と、証券会社に預けてあるお金は自動的にMRFを買付ける。MRFは現金ではなく金融商品なので、証券会社の現金とは分別管理される。これにより、証券会社の場合は、倒産しても預けてあるお金(MRF)は全額返ってくる。銀行の預金などは、現金として預けてあるので、銀行が破綻した時には、銀行の借金と相殺されてしまい、預金保険機構に保護された1000万円までしか返って来ない。これがいわゆる、直接金融(銀行)と間接金融(証券)の違いです。

元本保証とペイオフについて詳しくはこちら

 

 

投資信託の個人ブログは

投資信託ランキング

投資(お金)の個人ブログは
にほんブログ村 投資ブログ お金(投資)へ
にほんブログ村

 

次ページ     投信(7)パッシブ(インデックス)型投信は仕組みも成果も解りやすい

前ページ     投信(5)投資信託の購入までの流れと注意点

-投資信託

Copyright© ちぇりぶろ , 2021 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.