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株式(9)企業の本質的価値からの銘柄選定2つとスクリーニング

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前回は、銘柄によって違う投資家層と投資家の行動から考える銘柄選定でした。今回は、通常の企業の良し悪しで選ぶ銘柄選定です。

企業の本質的価値と株価位置から選ぶ銘柄選定

企業の本質的価値から選ぶ銘柄選定には、あの有名な2つの方法があります。トップダウンアプローチとボトムアップアプローチです。こちらは主にファンダメンタルズ分析からのアプローチになり、抽出された銘柄をテクニカル分析にかけて買付けに至ります。そしてもう1つ、銘柄スクリーニングによる銘柄選定は、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を同時に行えます。

トップダウンアプローチ 業種別やテーマ別の分析が鍵になります

トップダウンアプローチはマクロの投資環境から分析していきます。世界経済→日本経済→業種→個別銘柄へと至ります。一見難しそうに見えますが、それほど多くの知識は必要なく、2~3ヵ月目の初心者にもお勧めです。カギとなるのは全体相場から個別銘柄への架け橋となる業種別の分析です。このブログでも  ファンダメンタルズを手っ取り早く や 業種のファンダメンタルズ分析 でもお勧めしていますが、業種別やテーマ別の知識が大切で、身に付くと銘柄選びが本当に楽しくなります。抽出されてきた銘柄群を、最後にテクニカル分析にかけて株価位置や投資タイミングを計ります。「これは!」と思う銘柄があれば個別銘柄のアナリストレポートも確認し「得意な銘柄」にする候補にしても良いと思います。。

相場の流れ的に、良い業種やカテゴリーはそんなにコロコロ変わらない為、トップダウンアプローチは何か大きめの変化があった時に行います。相場の大きな流れに沿った銘柄を探すのに適しています。

ボトムアップアプローチ 欲しい銘柄を買うのはこれです

ボトムアップアプローチは、個別の銘柄を企業業績や株価位置などを調べて買います。例えば、「マクドナルドの株主優待が欲しい!」何て言うのもボトムアップアプローチです。

完全にボトムアップアプローチのみでポートフォリオを組むのは、相当な知識や、情報交換するお友達などが必要です。仮に組めたとしても、偏ったバランスの悪いものになってしまう事もあります。

「今買う銘柄」となると相当にハードルが高いのですが、時々、気になった銘柄を調べてウォッチしておいて、そういう銘柄を貯め込んでいきます。そして、良いタイミングが来た銘柄を買ったら良いと思います。ウォッチする銘柄が増えて来れば、自然と形になって来ます。

ウォッチする銘柄を積極的に増やしたい場合は、ここでも業種別レポートやテーマ別レポートがお勧めです。他には銘柄スクリーニングなどで抽出された銘柄から、これは!と思う銘柄をピックアップしても良いです。

ボトムアップアプローチは、ウォッチしておいてタイミングが来たら買う銘柄を増やすのに向いています。さらに、この中から「得意な銘柄」が出来てきます。      得意な銘柄を持つ

スクリーニングによる銘柄選定 センスの見せ所です

条件を指定して銘柄一覧を抽出する方法です。高配当利回り銘柄や低PER銘柄などを探すのはこちらになります。PERの低い順など単純なスクリーニングもありますが、複数の条件を指定する事で、より自分の求める銘柄を抽出し易く出来ます。センスの見せ所です。例えば、PERの低い順でソートし、尚且つ株価500円以下、25日移動平均線乖離率-7%以下などと検索すると、低PERの低位株で株価が短期的に下がっている銘柄が探せます。スクリーニング出来る項目は各証券会社で違い、口座設定してログインしないと使えないようです。株式投資が面白くなってくると、この銘柄スクリーニングをする機会がすごく多くなります。また、銘柄スクリーニング自体も面白くなってきます。

スクリーニングの項目には、ファンダメンタルズ指標もテクニカル指標もあるので、企業内容の良し悪しでふるいにかけつつ、同時に株価位置でもふるいにかけられます。

今すぐ買いたい銘柄を探す時などは、この方法で探す事が多くなります。銘柄スクリーニングは、業種やカテゴリーにとらわれずに、様々な角度から銘柄選定できるので、自分の発想力しだいでチャンスを見つけ出す事が出来ます。

間違いやすいこと 良い会社=良い投資対象  ではない

銘柄を選ぶ時、間違いやすい事があります。それは「勤めるのに良い会社と、投資するのに良い会社は同じではない。」という事です。どうかすると「自分が勤めたくなる会社を買いなさい。」などと言い出します。良い会社の条件は色々あります。特に重要なのは安定性と成長性かと思います。

まず安定性ですが、株価の変動は主に、業績に反応するのではなく、業績の変化に反応するので、安定性の高い会社は、勤めるのには良い会社なのですが、それだけでは投資対象としては面白味がありません。安定性を求めて多角経営している会社よりは、1つの事業に特化した会社の方が投資対象としては面白味があります。もっと言えば、赤字と黒字を行ったり来たりする会社も、賛否両論あるかも知れませんが、投資するのには面白い会社です。

成長性の高い会社は投資には向きますが、中には人件費もギリギリまで削っていたり、社員に高い目標を課している会社もあります。成績がダイレクトに給与に反映するような社員として勤めるのは良いのでしょうが、そうでない場合はどうでしょう。

次回は、新規公開株(IPO)想定価格から仮条件の決定までの流れです。次々回は新規公開株のブックビルディングからセカンダリーまでです。

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