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株式(37)信用取引 両建ての恐怖と実現益への拘り

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両建ての恐怖

怖い経験というのならば、過去には、低位株に円単位の逆日歩が連日発生した事もあります。

買建てした銘柄と売建てした銘柄が見事に又裂きにあった事もあります。

材料株を素高値で掴んでしまった事もあれば、空売りした仕手株が物凄い勢いで踏み上がって行った事もあります。

因みに、あまりに見事に素高値を掴み取る事を「ジャンピングキャッチ」、地を這うような底値で投げ売りする事を「アンダースロー」などという隠語もあります。

そんな事のあった日の夜は、なかなか寝付けないものです。

そんな中でも、断トツに寝付けなかったのが両建てをしてしまった日の夜でした。

空売りした銘柄が、凄い勢いで踏み上がり、その後、じわじわと横這いの値動きを数日間繰返し、如何にもエネルギーを溜めている状態で、堪らず両建てで蓋をしてしまいました。

上がるだろうという予測で両建てをするのならば、まだ良いと思うのですが、どちらに行くのかわからないけど恐いから両建てをするというのは、完全にNGです。

これは、やってしまった事がない人が頭で考えると、取り敢えず、その日は安心出来ると思うのではないでしょうか。

しかし、明確な予測も戦略も無しに、恐怖で両建てをしてしまうと、明日以降、上がろうと下がろうと損金は減らず、ボラティリティが高く大きく値動きするチャンスだけが減っていく事に気付きます。

私の場合は、損失が拡大していく恐怖よりも、取り返すチャンスが消えていく恐怖の方が大きく感じました。人によって違うのかも知れません。

 

損切りと損失の垂れ流し  実現益への拘り

損切りに慣れる事は大切です。理想を言えば、損切りをきっちりとしつつ、全体で利益を上げていきたい所です。

しかし、そうもいかず、損切りはしっかりとしているけれども、実現損はだらだらと垂れ流しになってしまっている等という事もあります。

損切りに慣れる事は大切ですが、損失の垂れ流しに慣れてはいけません。難しい所です。

投資を続けていくためには、損切りは凄く大切ですが、実現益に拘る強い気持ちも大切です。

「躊躇なく損切りをするべきだ」という考えには反しますし、「両建ての恐怖」のお話をした直後に、両建てを推奨するようなお話しもどうかと思いましたが、怖いから両建てではなく、建てた方向とは逆に動くという予測と、両建てをした価額で損失を確定させても良いという覚悟で、何がなんでも実現益に拘るのならば、こんなリカバリーのやり方もあるというお話です。

例えば、1,000円の株を10,000株売建てましたが、1,300円に値上がりしてしまい300万円の含み損を抱えてしまいました。

まだまだ上がりそうなので、最悪ここで300万円の損金を確定させてしまっても良い積もりで、1,300円で10,000株買建てて両建てにしました。

株価が1,500円になった所で、売建ては1,000株当り-50万円、合計-500万円の含み損、買建ては1,000株当り+20万円、合計で+200万円の含み益です。

買建て10,000株の含み益で売建て4,000株の含み損を相殺すると、含み損は-300万円のままですが、株数を6,000株に減らす事が出来、且つ、信用枠を4,000株分空ける事が出来ます。

仮にその1,500円がピークだと考え、よほど自信があるのならば、落とした分の4,000株を1,500円で新たに売建てるのは、有りだと思います。

ひと息入れたい所ですが、大きく損をした直後は、ボラティリティも高くリカバリーの最大のチャンスでもあるからです。

しかし、上手くいっていない時の売乗せは危険なので、更に10,000株新規の売建てをして、売建て合計16,000株というのは、どんなに自信があってもお勧めしません。

その後、仮に1,300円まで値下がりしたとすると、先に売建てた6,000株は1,000株当り-30万円の含み損、後から建てた4,000株は1,000株当り+20万円の含み益となり、4,000株の含み益+80万円で2,000株-60万円か3,000株-90万円分の含み損を相殺出来ます。

「1,500円の時に4,000株決済せず持ったまま1,300円で決済すれば?」或いは、「1,300で最初の売建てを決済し、1,500で4,000株売建てればシンプルでいいんじゃないの?」と思うかも知れません。

しかし、結果に拘るなら1回1回の決済で帳尻を合わせていくという事も、かなり大切です。

スポーツに例えるなら、「試合に勝つぞ!」という強い気持ちだけで、モチベーションが保てるのなら、帳尻を合わせていくなどという小細工は必要ないのかも知れません。

しかし、「試合に勝つぞ!」というモチベーションを保つためには、「ここで絶対点を取る!」とか、「ここは絶対抑える!」「ここで絶対ボールを奪う!」など要所要所で鼓舞が必要だと思います。

「決済で帳尻を合わせていく」というのは、そういう事のような気がします。

 

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