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株式(4)ファンダメンタルズ分析 マクロと業種別の投資環境

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前回は投資 上達のコツでした。今回はマクロの投資環境のファンダメンタルズ分析で、次回は、個別銘柄のファンダメンタルズ分析 割安株(バリュー株)、次々回は、成長株(グロース株)です。

ファンダメンタルズ分析  ここで恥を掻く!

一番間違ってはいけない事は、「ファンダメンタル」ではありません。「ファンダメンタルがつきます。会話にこの言葉を使う時は、ちょっとおしゃれなことを言っていると思いますので、恥を掻かないようにしましょう(笑) 。因みに単数形と複数形の違いでもありません。知ったかぶるとここで恥を掻きます(多分バレないけど)。形容詞(ファンダメンタル)と名詞(ファンダメンタルズ)の違いです。

 

マクロの投資環境のファンダメンタルズ分析

マクロの投資環境でのファンダメンタルズ分析は、国の経済成長率、物価上昇率、失業率、金利動向、財政収支や経常収支などを、経済指標の発表や要人の発言などから分析します。ほぼ全ての各種経済指標は国の現状を現しており、それを受けての経済政策の目的は、ほぼ全て「景気のコントロールをするため」と考えればシンプルです。

指標の発表は内容はもちろん、ちょっとした文言の違いで解釈が変わってくるため、各証券会社や研究機関などが出しているレポートを読むのが近道かと思います。自分で元データの数字の羅列を見て、「フムフム」と思える方は別です。ただ、相場がピークを迎える時、そろそろピークが近いだろうというレポートはあまり見たことがありません。また、相場がボトムに向かっている時は、だいぶ早い段階からもうボトムだろうとか、こうなったらボトムだろう、という気の早いレポートが増えて来ます。この辺りの時期は、自分なりに分析しなければなりません。

経済レポートは、重要な経済指標の発表や、要人の発言の度に出ます。重要度が高いと事前予想もありますし、色々なコメントがほうぼうから出ているので、いろいろ見ているうちに、自分なりの考えが出来てくると思います。

個人投資家の多くの方は、直近2週間~1ヵ月位の首相や米大統領の予定、イベントや経済発表などのカレンダーを新聞やネットでチェックしているようです。

一番重要なのが米国雇用統計です。理由は、アメリカが世界一のお客様であり、米国雇用統計の結果を受けて、米国の経済政策や金融政策、その他諸々の景気対策が動きだすからです。ここだけは、おさえておきましょう。毎月第一金曜日です。

定期的に発表される重要な経済指標の予定を表にしました。

毎月定期的に発表される指標(★の数は主観が入っており、また、★★★以下は、その時々の注目度によって大きく違います)

発表機関 重要度(主観です) 毎月 時間
ISM製造業景況指数 米供給管理協会 米国 ★★★★ 第一営業日 夏23:00 他00:00
米国雇用統計 米労働省労働統計局 米国 ★★★★★ 第一金曜日 夏21:30 他22:30
小売売上高 米商務省 米国 ★★★★ 第二週 22:30
機械受注 内閣府 日本 ★★★ 中旬 08:50
鉱工業生産指数 FRB 米国 ★★★ 14~17日 23:15
消費者物価指数 米労働省労働統計局 米国 ★★★★ 15日前後 22:30
鉱工業生産指数 経済産業省 日本 ★★★ 下旬 08:50
消費者物価指数 総務省 日本 ★★★ 26日を含む週の金曜日 08:50

四半期ごとなどの発表の指標(★の数は主観が入ってます。)

発表機関 重要度(主観です) 四半期 時間
FOMC政策金利決定会合 FRB 米国 ★★★★ 6週間毎の火曜日 04:15
日銀短観 日本銀行 日本 ★★★★ 4月7月10月初旬・12月中旬 08:50
GDP 米商務省経済分析局 米国 ★★★★ 1月4月7月10月の21~30日 10:30
GDP 内閣府 日本 ★★★★ 四半期 08:50

日本の指標は、ほとんど08:50に発表されると覚えておいて下さい。

業種・業界・産業・テーマ別などのファンダメンタルズ分析

業界動向、業種別レポート、産業レポートやテーマ別のレポートなど様々なレポートが各証券会社や研究機関から出ています。業種やテーマに沿って銘柄がずらっと紹介されていますので、銘柄を探すのはここが一番良いと思います。また、話題が欲しい人、どや顔をしたい人もここを読んで下さい。株以外の話題にも使えますし、ここを読んでいると、まわりから「詳しいですね」と言われてしまうかも知れません。一番バランス良く勉強出来る所かと思います。これから株式投資を始める人は、まず、この業種別、テーマ別などのレポートを読み漁る事をお勧めします。本当に片っ端から読み漁って良いです。すぐに効果が出ると思います♪

ファンダメンタルズの記事の読み方のコツ

冒頭でも書きましたが、経済指標は国の現状であり、経済政策はそれを受けての景気対策と言って良いです。では、景気対策って?   如何にして物やサービスを売るかという事です。そして、お金があって買う立場なら、如何に良い条件で買うかという事です。アメリカや中国の経済指標や政策がなぜ大切かというと、世界中から物を買ってくれるお客様だからです。個別企業でもアップルやトヨタ自動車などの大企業の決算が、なぜ大きな影響があるのかというと、沢山の製品を作って売っているからというよりも、それを作るために非常に多くの企業から物やサービスを買っているからです。ファンダメンタルズ分析の記事を読む時には、「誰が買うの?」「誰が売るの?」「お金の流れは?」という事を頭の片隅(ど真ん中でもいいです)に置いて読むと、効果や銘柄が割とスムーズに浮かんで来ます。

次回は、個別銘柄のファンダメンタルズ分析 割安株(バリュー株)です。

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株式(5)ファンダメンタルズ分析 割安株(バリュー株)って何?

個別企業のファンダメンタルズ分析は、企業の財務状況や業績を元にして、株式の本質的価値を見いだそうとするものです。割安株投資は株価が現在の本質的価値と比べても割安な銘柄を選ぶため、全体的にローリスク・ミドルリターンが狙えます。

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株式(3)初心者が最初からやるべき上達のコツ 覚える事が多すぎる問題を解決

投資 上達のコツです。特に慣れることが必要で、変な癖が付く前にやっておいた方が良さそうなことをピックアップしました。最初にやっておいた方が良い事と、最初からやっておいた方が良い事があります。

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