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保有期間によって見るべき為替の情報もやり方も違って来ますので、FXの取引を期間別に紹介していきたいと思います。一番大切なことは、得意な方法を持つということです。
目次
FXの醍醐味 短期売買の向く人・やり方・コツ
今回は、一番短期のスキャルピング、デイトレード、オーバーナイトのやり方の説明をします。
この3つは取引き回数が非常に多くなる為、特にスプレッドの狭さと約定力の強さが大切になってきます。常に平穏な相場状況ならばスプレッドの狭さだけで良いのですが、相場は適度に荒れている事が多く約定力の強さも大切です。
逆にスワップポイントは日を跨ぐオーバーナイト以外にはかかりません。
短期売買は「取引をする」「損切りをする」という決断をする経験を大量に積むことが出来ます。スイングトレードや中長期の取引をするつもりの方も、短期売買をしばらく経験すると良いと思います。
為替の説明においては、便宜上、円/ドルを例に話していきます。
魅惑のスキャルピング 向く人・やり方・コツ
映画や漫画などで「10年先の未来を見る力を手に入れて大富豪になる」なんて夢のような設定がありますが、10秒でいいんです♪
スキャルピングさえ出来れば10秒先が見えれば大富豪になれるんです♬
「まだ発見されていない10秒先を見るテクニカル分析を偶然 自分が発見するかも知れない」「心を無にしてゾーンに入ったら」「チャクラがひらいたら!」そんな夢が今日もスキャルパーたちを衝き動かしているのかも知れません。
現実に戻ります。
どんな人に向く?
スキャルピングは仕事中は全く見ていられなくても、帰宅後などに2~3時間位じっくりとパソコンの画面に向き合える人に向いています。
慣れてくれば1~2時間位でもいけると思います。人にもよりますが、慣れるまでは事前準備の状況確認に意外と時間が掛かるものです。帰宅移動中に確認してしまっても良いですね。
性格的には何かを始めると夢中になり、のめり込める人に向くのでしょうか。また、普段から決断することが多い人、特に「最悪より次悪をとる」のような決断をしている人は向くと思います。
また、それとは別に、機械的に利益を上げる作業が出来る人も向いています。
やり方
ポジションを取って(「建てる」とも言います)から数秒~数十秒で決済する取引きをスキャルピングと言います。
狙う値幅は数銭(数pips)です。なので、建ててから決済するまでに画面を閉じるとか席をはずすと言うことはありません。ここがデイトレードとの明確な違いかと思います。
使う指標はテクニカル指標のみで、ファンダメンタルズは使いません。
正確にはファンダメンタルズの悪影響を避ける為に、経済指標の発表や要人の発言などファンダメンタルズ的な事の確認はします。
建て方はほぼ順張りです。上昇(下降)している内に建てて上昇(下降)している内に決済します。
コツ
同じ順張りでもタイミングが色々あります。転換直後やトレンドがはっきりしてからなどです。
転換直後はまだ本当に転換したかわからないというリスクがあり、トレンドがはっきりしてからは、いつ次の転換点が来るかわからないというリスクがあります。
スキャルピングはどちらのタイミングでも良いのですが、もし上手く中期線も短期線も転換直後のポジションを取れたならデイトレードに移行して値幅を狙うと良いです。
なお、スキャルピングは1回1回の取引き金額も少し大きく出来、総額の取引き金額も非常に大きくなる為、キャンペーンとの相性は抜群に良いです。
スキャルピング&キャンペーン ヒロセ通商(LION FX)とJFX
ヒロセ通商(LION FX)とその子会社のJFXは食品を貰えるキャンペーンなど常に何かやっているイメージがあります。
投資は「儲かった損した」だけでは長続きしないと思います。その他にモチベーションを保つ楽しみが必要です。
知識欲が強く投資の勉強をすることが楽しいとか、物欲が強く物が貰えるキャンペーンがうれしいだとかです♪
普段、懸賞やキャンペーンなどに興味のない方は知らないと思います(私もそうでした)が、物が貰えるのって意外なほどうれしいものです。
スキャルピング公認で物が貰えるキャンペーンで選ぶならヒロセ通商(LION FX)とJFXの2社がお勧めです。この2社は同系列だけあっていろいろ共通点も多いので、口座選択の判断材料になりそうな相違点を挙げておきます。なお、2社のキャンペーンの内容はそれぞれ違います。
ヒロセ通商の優っている点は、24時間電話サポートです。これ初心者には結構大きいです。
(広告)ヒロセ通商の最新の説明・口座設定はこちら→ ヒロセ通商【LION FX】
JFXの優っている点は、1.発注は出来ず分析だけですが、世界で最も使われているMT4が使える 2.ドル円の通貨ペアでのキャンペーンがある 3.人によっては小林芳彦社長(下のバナーのおっさんです♪)
(広告)JFXの最新の説明・口座設定はこちら→ JFX株式会社
知的なデイトレード 向く人・やり方・コツ
どんな人に向く?
デイトレードはじっくりとパソコンの画面を見ている訳にはいかないが、仕事中でも時々ならパソコンやスマホで確認出来る人に向いています。
発注方法を工夫すればさらに手が掛からないかと思います。ただ、朝から昼にかけて、どこかで戦略を練りポジションを取れる必要はあります。
性格的には分析し考えるのが好きで、すぐに結果が欲しい人に向いています。
やり方
ポジションを取ってから当日中に決済する取引きをデイトレードと言います。
人によりますが数分~数時間が多いと思います。
狙う値幅はテクニカル指標のみなら多くても数十銭(数十pips)程度、経済指標の発表などファンダメンタルズが絡めば1円(100pips)以上も狙えます。
順張り派と逆張り派がいるようですが、私はデイトレードなら順張り派です。
順張りは決済する前の転換点を1つ予測すれば良いのですが、逆張りはポジションを取った後と決済の前と転換点を2つ予測しなければならないことが理由です。
何十何百とあるテクニカル分析やファンダメンタルズ分析の手法は、ほぼ全て(全てと言いたいが自信がない)が転換点を探る為のものです。短期取引でしたら、パンパンッと頭の中に転換点が2つ閃いた時以外は順張りで良いかと思います。
コツ
順張りならば転換直後のタイミングを狙っていくと良いです。
だまし(転換したように見えてまだ転換していなかったこと)に対しては逆指値などで対応し、時々チェック出来るならトレンドの端から端まで(ほどほどに)狙ってみましょう。
読めた! オーバーナイト 向く人・やり方・コツ
どんな人に向く?
デイトレードを何度か繰り返して慣れてきた人。夜寝る前に、戦略を練りポジションを取る時間が取れて、翌朝決済できる位の時間が欲しいですね。
取引き手法としてはデイトレードの延長ですので、性格的には分析し考えるのが好きで、すぐに結果が欲しい人に向いています。
やり方
取引きの活発な夜間の値上がりを予測し、ポジションを持ったまま翌日を迎える取引きです。
就寝中(普通は)に値動きしているので逆指値などでリスク管理をしっかりし、初めはロット(取引量)を少し少なめにしておきましょう。
狙う値幅は数十銭から結果的に1円を越えることもあります。デイトレードは取引時間中に決済できますが、オーバーナイトは夜間取引き時間中は寝ています。
「一晩通してのトレンドの方向性が読めた!」と思える時にやって下さい。
コツ
オーバーナイトに慣れてくると、ポジションのない状態で終わるのが物足りなく感じてきます。
しかし、確固とした見通しなしでポジションを取るのは宝くじを買うようなものです。「買わなきゃ当たらない」という意味ではないですよ。自信のある時だけにしておきましょう。
なお、スワップポイントは気にせず売りから入る事も視野に入れて下さい。
売りを最初から除外していると投資判断が偏ってしまうリスクがあります。
次回もFXの取引き 期間別です。次回は中長期売買でスイングトレードとポジショントレードです。
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為替とFX(7)FXの王道 中長期売買 1~2週間から数週間・数ヵ月以上
スイングトレードの数日から10日位という取引期間は、戦略を立てるのが非常に楽しく面白い期間と言えます。ポジショントレードは複数のポジションを同時に持ったり入れ替えたりしながら進めていきます。
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為替とFX(5)初心者がやるべき上達のコツ 慣れることと習慣にすること
投資 上達のコツです。FXだけでなく株式などにも共通する部分が多いかと思います。特に慣れることが必要で、変な癖が付く前にやっておいた方が良さそうなことをピックアップしました。