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CFD(差金決済取引)の為替を対象にしたものがFXです
CFD(差金決済取引)は、証拠金を預けて売買を行う取引で、有価証券の受渡しを行わない取引です。有価証券の受渡しがないので、建玉を決済してしまえば、証拠金は日を置かずに何度でも使えます。
CFDの為替を対象にしたものがFXです。為替以外を対象にしたものをCFDと呼びます。CFDはコモディティ以外にも株価指数や債券などを対象にしたものもあります。
レバレッジはFXは最大25倍ですが、コモディティCFDは最大20倍です。ただし、値動きはコモディティの方が大きいため、同倍率でレバレッジを効かせた場合、リスクはコモディティCFDの方が大きくなります。
利益は、オプション・先物取引などと同じで雑所得となり、税金は利益に対して20.315%の申告分離課税です。特定口座を使用できない事がすごく残念です。
CFDには2種類 取引所CFDと店頭CFDがあります
CFDは、取引所CFDと店頭CFDがあり、日本の取引所CFDは、株価指数を対象にしたクリック株365と、FXを対象にしたクリック365のみです。
コモディティは店頭CFDという事になります。
取引所CFDと店頭CFDの違い
CFDの取引には、取引所取引と店頭取引があります。店頭取引は仕切り取引、相対取引、市場外取引などとも呼ばれます。
取引所取引(市場取引)では、証券会社や業者は、顧客から受けた注文を取引所に繋ぐだけです。約定価格が高かろうと安かろうと、顧客の損益が増減するだけで、証券会社(業者)の損益には影響ありません。
出来るなら顧客の利益が増えてくれれば、次の取引につながるため、安い所で買って高い所で売って欲しいと、切に願っています。
取引所取引では、どの証券会社から注文を出しても、同じ取引所に繋ぐため価格などの条件は同じです。(サーバーなどのシステムの優劣は有ります)
しかし、店頭取引では、証券会社(業者)が顧客の注文の相手方となって注文を受けるため、取扱い銘柄も価格も証券会社によって違います。
顧客の売りを証券会社(業者)が買取る、若しくはその逆という事です。
顧客が、安く売れば証券会社(業者)は安く仕入れられるので、顧客に儲かって欲しいと願う一方で、顧客と証券会社(業者)の間に利益相反の関係が生まれます。
流動性が低かったり、ボラティリティが高かったりすると市場価格との乖離は拡がる傾向にありますが、ほとんどの場合は、「市場で値の付きにくい銘柄を、証券会社(業者)が間に入って値を付けてくれる」というありがたい使われ方をしています。
しかし、刻々と変化する価格や流動性やボラティリティの中で、その価格が適切なのかは判断が難しいため、証券会社(業者)が信頼出来なければ、店頭取引はリスクと考えられます。
取扱い金融機関は証券会社、FX業者に跨がります
取扱い金融機関は、ネット証券やFX業者などですが、会社によって取扱い銘柄は違います。
株価指数のCFDは取り扱っていても、コモディティCFDは取り扱っていない会社もあります。また、コモディティCFDの中でも扱っている銘柄と扱っていない銘柄が会社ごとに違います。
ネット証券では、SBI証券や楽天証券など、FX業者では、GMOクリック証券やDMM.com証券など比較的多数の業者が参入しています。
特にIG証券はCFDで有名な証券会社です。最低取引単位が他社より少し大きめですが、それさえ問題なければ銘柄数などは1番充実しています。
取引金額は大抵数万円以下で単位は海外基準
金融機関により最低金額はまちまちで、大抵は数千円~数万円で取引出来ますが、IG証券などは少し大きめで銘柄により~数十万円程度です。
コモディティETFや商品先物取引は、日本の市場価格を参照しています。それに対して、コモディティCFDは、金ならばロンドン、原油ならばNYと海外の市場価格を参照しています。
そのため、取引単位がヤードポンド法になり、金ならばトロイオンス、原油ならばバレルが単位になります。1トロイオンスは約31.01グラム 、1バレルは約159リットルです。
海外市場なのでこれに為替を掛けた金額が基準となります。
次回は、商品先物取引についてです。
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他金融(3)商品取引・商品先物取引は何が恐い?
商品先物取引は、ハイリスクな取引をするまでに経験が積みにくい取引です。高レバレッジ(10~30倍)、1単位の金額が大きい、預けた金額以上に損する事もあるなどの注意点があります。商品現物取引では相対取引に注意が必要です。
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他金融(1)コモディティETF・CFD・商品先物取引の比較
コモディティに興味のある人は多いと思いますが、取っ付きにくいイメージもあると思います。現在は、昔からある商品先物取引以外にも、コモディティ投信(ETC)やCFDなどの方法で商品市場への投資が出来ます。