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投信(16)上場投信  ETFの仕組みと投資信託との違い

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この記事は、投資信託を比較対象にして、上場投信のETFがどういうものかというお話です。投資信託とは何が違うのか。対象指数はどんなものがあるのか。上場している事によって何が違うのか などを説明しています。

株価指数連動型(ETF)は上場投信の一種

上場投信のうち、株価指数に連動するタイプのものを株価指数連動型(ETF)と言います。

上場投信には他に、不動産投信(REIT)やコモディティ投信(ETC)などがあります。

しかし最近では、上場投信というと株価指数連動型(ETF)を指す事も多いようです。

 

株価指数連動型(ETF)の対象指数の種類

ETFには国内の株式指数を対象にしたものと、海外の株式指数を対象にしたものがあります。

国内の指数では、日経平均、TOPIX、JPX日経インデックス400 などがメジャーですが、マザーズやJASDAQ、業種別、高配当、その他の切り口のETFもあります。

海外の指数では、米国、中国がメジャーですが、ヨーロッパや新興国、ブラジル、インドなどの株式投信として投資出来る国は、ETFでも投資出来る事が多いです。

米国に関してはNYダウやS&P500、NASDAQ、その他、中国ならばハンセン指数、A株、その他にも、複数の指数のETFがあります。

そして、日経平均、TOPIX、日経インデックス400 などは、指数と同じ値動きをする通常タイプの他に、指数の2倍3倍の値動きをするレバレッジタイプや、指数と逆の値動きをするインバースタイプなどもあります。

 

ETFと投資信託との違い

名前の通り上場しているか、していないかの違いです。上場しているという事は、東証などで株式と同様に売買されるという事です。主に、取扱い金融機関、価格の決まり方、売買出来るタイミングなどが違ってきます。

 

取扱い金融機関

上場投信は、株式と同様に証券取引所で売買されるため、証券会社でしか売買出来ませんが、逆に、証券会社ならば、株式と同様にすべての上場投信(含むETF)が売買出来ます。

一方、投資信託は証券会社の他に、銀行や郵便局でも取扱っています。しかし、投資信託は個別銘柄ごとに扱っている金融機関が違うため、金融機関ごとの扱っている投資信託しか、購入も解約も保護預りも出来ません。

 

売買出来るタイミング

上場投信(含むETF)は株式同様、東証の取引時間中に市場価格で取引され、約定するとすぐに売買価格がわかります。

投資信託は、終値から算出された基準価額で約定するため、約定した基準価額がわかるのは翌日以降になります。

 

ETFは市場価格・投資信託は基準価格で取引きする

ETFには、基準価額と市場価格という2つの価格があります。投資信託は、基準価額だけです。

基準価額は、ETFに組み入れられている有価証券の時価総額を、発行済口数で割った1口の価格です。ETFの場合は、ETFの量を増やす時や減らす時に、機関投資家などがこの基準価額を使います。ETFの論理的な価格になり、終値を元に1日1回更新されます。投資信託は、一般投資家もこの基準価額で取引きします。

市場価格は、取引所で売買される1口の価格です。一般投資家がETFを取引きする時は、この市場価格で取引きします。

市場価格は、基準価額を元に、取引所を通して売買する価格で、需給関係で価格が決まります。そのため、基準価額と市場価格に若干のズレが生じますが、裁定が働くため基準価額に沿って値動きします。

裁定を働かせるのは、裁定取引業者やマーケットメイカーと呼ばれる業者です。平たく言うと指定参加者と呼ばれる大手証券会社や、専業トレーディング会社です。

 

市場価格と基準価額を具体的な数字でもう少し解りやすく

 

市場価格で取引きするETF

市場価格 2,000円、総発行口数 1,000万口、時価総額 200億円 のETFがあったとします。

1万口買付けると、買付け代金の2,000万円は証券を売却した投資家に行きます。買付けても売却しても、ETFの総発行口数 1,000万口、時価総額 200億円は変わりません。

 

基準価額で取引きする投資信託

基準価額 2,000円、総発行口数 1,000万口、時価総額 200億円 の投資信託があったとします。

1万口2,000万円買付けると、総発行口数は1万口増え1,001万口になり、時価総額は2,000万円増え200億2,000万円になります。同様に解約すると総発行口数は999万口、時価総額は199億8,000万円になります。

投資信託には解約ではなく買取りもあり、買取りの場合は証券会社が基準価額で買取ります。投資家にとってはどちらでも違いはなく、通常は解約です。

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今回は、投資信託を比較対象にして、ETFがどういうものかというお話でした。次回は、ETFのデメリットやそれを補う使い方のお話です。

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投信(17)上場投信  ETFは株式の入門商品・使い方のコツは信用取引

通常のETFには値動きの少なさ、レバレッジ型・インバース型のETFには、相場が上下する度に基準価額が毀損していくというデメリットがあります。信用取引を使う事でこれらのデメリットを解消する事が出来ます。

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投信(15)外国債券型投信 魅力的だが低金利で難しい時代

債券は投資信託と相性が良く、債券型投信は魅力的な商品です。しかし、今、先進国の金利は最低水準で、金利上昇局面に弱い債券ファンドは、選ぶのが難しい時代でもあると思います。

別ページに掲載している、上場投信  株価指数連動型(ETF)の簡単な紹介文も貼り付けておきます。

上場投信  株価指数連動型(ETF)

特徴

日経平均やTOPIXなどの株価指数に連動する投資信託。

通常の投資信託同様、基準価格で受益権が設定・解約されるが、一般投資家は、市場価格でザラ場中株式と同様に売買する。

メリット

普通の投資信託は1日1回の値付けで、購入・解約の翌日以降に取引価格がわかるが、上場投信は株式と同様に取引き出来る。普通の投資信託同様、国内・海外含めて、様々な指数のETFがある。

デメリット

デメリットという程ではないが、指数の動きと上場投信の取引価格には、若干のズレがある。

選別のポイント

同じテーマのETFならば時価総額の大きいものを選ぶと無難。

 

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