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投資環境(2)英語圏のアドバンテージと英会話の習い方

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日本人て結構大きなハンデを背負っていたんですね

まずは、コンピューター、プログラミング言語。英語です。ウィンドウズなどが入っていない状態で、パソコンの設定をする時、英語と数字の文字列がずら~っと並びますよね。あれを文字として読める人と記号に見える人では、コンピューターを習う時に出だしから違うのは、想像出来ると思います。「英語圏の人達、ずるい!」とさえ思ってしまいます。

また、商売や日常会話においても、言葉の通じない人と会話をするのは、大きなストレスになると思います。我々は、自分が日本語しか話せなかったら、日本語の話せない人とはなかなか商売はしないと思います。英語圏においても、それ以上に同じ事が言えます。そして、日本人で英語が不自由なくしゃべれる人はわずか2%と言われています。残りの98%はどんなに仕事ができても、、、英語がしゃべれません。

英語が喋れるアドバンテージを実感させてくれるのは、インド人でしょうか。インドはコンピューターの技術者の宝庫です。インドの掛算九九は、99×99まであるなど教育の成果もありますが、巨大マーケットの米国が夜中の時に昼間の英語圏、というのも発展の大きな理由です。

敗戦後、もし日本が英語圏になっていたら。商売の機会は大きく拡がったでしょう。しかし一方で、高度成長期を迎える前に、主要産業は欧米資本に席巻され、今日の発展はなかったとも言われています。我々国民の日本経済を、諸外国から守ったのも言葉の壁ですが、海外への進出を阻害する大きな要因にもなっています。言葉の壁が、如何に大きなものかわかります。

国としては「これで良かったんだろうなぁ」と思います。しかし、個人単位で言えば、英語が喋れることのメリットは棄てがたいものがあります。

憧れの英会話。喋れるようになるんだろうか?

ここから先は、経済のお話ではなく、自己啓発のお話になりますので、興味のない人は飛ばして下さいね。

字幕なしで洋画が見れる。海外旅行で言葉が通じる。仕事で楽しげなポストに就きやすくなる。憧れます。

英語が喋れる2%の人はどんな人たちなのでしょう。親の仕事の都合で海外に住んでいた帰国子女、海外勤務で英語が必要だった人たち。こんな人たちが、まず、頭に浮かびます。必要で覚えざるを得なかった人達です。

海外に出る予定もなく、国内に留まって英語を喋れるようになった人は、どのくらいいるのでしょうか。日本人は、中学・高校で6年間も英語を勉強します。しかし、ほとんど喋れるようにはならないと言うのが定説です。

確かに、私の周りでも、中学、高校、大学そして、社会人になってからも、帰国子女以外で英語が喋れる人には会った覚えがありません。もしかしたら、「実は喋れたんです」という人もいたかも知れませんが、ほとんどいなかったんでしょう。覚えがありません。そこかしこに英会話教室もあるのに! なぜなんだろう。

私はこう思います。例えば、椅子をchair(チェアー)と覚え、喋れるようになる。簡単な事です。しかし、これを500とか1,000とか10,000とか覚えなければなりません。簡単な事を膨大に覚えるのは、簡単だけど大変な事です。

考えてみれば、投資を始めたばかりの人達も、専門用語の多さに嫌気が差すことがあると思います。語学をまるごと覚えるのには、それ以上の単語数を覚える事になるのですから、それは大変です。投資も「儲けるんだ」という強い意志が必要なように、英会話も「喋れるようになるんだ」という強い意志が必要だと思います。

そう思って思い返して見ると、受験のために英語を一生懸命勉強していた人は数多くいましたが、喋れるようになるために一生懸命勉強していた人は、私の周りには全くいなかったと思います。

そして、簡単だけど大変な事というのは、大変だけど頑張れば出来るようになる事だと思います。

字幕なしで洋画が見れる。海外旅行で言葉が通じる。仕事で楽しげなポストに就きやすくなる。憧れます。

しかし、残念ながら、ほとんどの人達は、絶対に喋れるようになりません。なぜなら、「喋れるようになりたいなぁ」と思い、方法を調べ、そこで満足してしまうからです。ここで約9割(筆者主観)の挑戦者が消えていきます。そこから英会話を習う手続きをして、習いはじめてスタートラインです。

あと一歩、あと一歩頑張ればスタートラインに立てるのに。多分、10人中9人くらいは、あと一歩の行動力に欠けてしまうと思われます。

スタートラインに立っても、喋れるようにならない2つ目の理由が襲ってきます。そいつの名前は、「挫折してしまう」です。ここでも、約7割(筆者主観)の挑戦者が消えていきます。しかしこれは、撃破するための必殺技があります。必殺技名は「出来るまでやる!」です。費用と時間はお客様持ちです p(^-^)q

「スタートする」「挫折しない」「喋れるようになるんだという強い意志」。この3点に焦点を当てて英会話の学習方法を考えてみます。

まず、「スタートする」ために必要な考え方は、「最高を求めない」ということです。「悪くなければ良い」とまでは言いませんが、「7割方満足ならOK」という気持ちが大切です。

英会話を習う時に、性格や状況によって習い方に合う合わないがあります。これが合わないと、高確率で「挫折してしまう」ものと思います。

そして、どの方法で習う人も「いついつまでに何々を習得する」という短期の目標を持つ事が、「喋れるようになるんだという強い意志」を持続させる為に必要だと思います。

必ず喋れるようになりたい人。成果よりも楽しく学べるという過程を優先させたい人。周りが自分より上手いと萎縮してしまう人や、逆に嬉しく感じる人。少し厳しく教えられたい人と、褒められて育ちたい人。いろいろです。

必ず喋れるようになりたい人は、お金と時間をどれだけ出せるかというお話になってきます。期間を決める事も必須です。

成果よりも楽しく学べるという過程を優先させたい人。スクールでこれを探すのが、1番難しいのかも知れません。たとえスクールの評判が良くても、個別レッスンであれば講師の質、というよりも性格が大きく影響してきますし、グループレッスンであれば講師に加えて一緒に学ぶ生徒さんも大切です。しかし、ハマれば、1番挫折と縁遠い方法になると思います。

私ならば、英会話アプリで習いながらスクールを探す、若しくは、検討するという方法をお勧めします。ここであれこれ悩んでいては「スタートラインに立てない」と言うのが1番の理由です。

ネットで何かを購入する時に、「評判や評価」を信じて良いか、という点が最大のネックになると思います。英会話アプリであれば、講師や生徒の性格は考慮する必要がなく、カリキュラムや教材、メソッドなどは、評判や評価を信じて良いと思うからです。何より費用が比較的に安く手軽なので、試しに始めやすいかと思います。

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投資環境(3)米国雇用統計の収集データを少しだけ詳しく

米国雇用統計のデータ収集は、事業所に向けて行う「事業所調査」と、一般家庭に向けて行う「家計調査」の2種類に別れます。事業所調査には、「平均労働時間」「雇用者数」「平均時給」などがあり家計調査には、「労働参加率」「失業率」などがあります。

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投資環境(1)基軸通貨 それは最強国家の特権

普通の通貨は自国内でのみ需要があります。通貨は、この需要を考慮して発行していかないと、インフレをコントロール出来なくなり、国の経済を破壊しかねません。基軸通貨は、自国の関係しない他国同士の取引きにも、通貨としての需要があり、発行出来る量が桁違いに多くなります。

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