株式投資とFX ファンダメンタルズとテクニカルの隠れた分析対象

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株式とFX ファンダメンタルズとテクニカルの隠れた分析対象

こんにちは。ちぇりぶろです。これから末長いお付き合いを、ぜひぜひ、よろしくお願い致します。投資と分析について、ちょっと変わった視点からお話をしてみます。

パソコンを立ち上げ、証券会社やFX業者のサイトにログインし、取引きを開始する。

取引きはパソコンの画面上ですべて完結してしまいますが、取引きの相手は人であり、無機質なコンピューターではありません。私に株やドルを売り付けた人も、私が売りに出した株やドルを買っちゃった人も、端末の前で策を巡らせ、その結果に歓喜したり、或いは落胆したりしています。

情報として表示される各種経済指標は、我々国民の行動の結果です。各銘柄の業績も、そこで働き頑張っている人たちの行動の結果です。

消費者や経営者を分析するファンダメンタルズ分析・投資家を分析するテクニカル分析

通常、ファンダメンタルズ分析は投資環境や企業の本質的価値を、テクニカル分析は為替や株価の位置を分析するものとされています。

しかし、経済や企業、相場を動かしているのは人間なのですから、本質的価値も為替や株価の位置も、人の心理とか人の行動というものの結果です。

人を主役に置いた時、国民や企業経営者、社員の行動を分析する手段がファンダメンタルズ分析であり、投資家の行動を分析する手段がテクニカル分析となります。

国や為替などの、マクロのファンダメンタルズ分析は、人を主役に置くと、過去の国民の行動の結果を分析し、現在や未来の国民の心理や行動を予測する事と言えます。

企業のファンダメンタルズ分析は、経営者の資質や、経営者、社員の行動の結果を分析し、現在や未来の、経営者や社員の心理や行動を予測する事と言えます。

数字の羅列が、少し人間味を帯びて見えてきたら良いなって思います。

ファンダメンタルズの、国の経済指標や企業の決算発表の内容は、投資家の心理や行動に左右されません。国民や経営者、社員の行動の結果です。本質的な価値と言われる所以ですね。

対して、投資家の行動はファンダメンタルズに左右されます。このことから、テクニカル分析の結果は、ファンダメンタルズと見比べて結論を出さないといけません。

テクニカル分析を、単に「株価位置を分析するもの」とだけ思っていると、分析の深みに欠けるような気がします。

テクニカル分析の変数は、意外なほど少なく「価格、数量、時間」の3つだけなんです。この3つを、掛けたり割ったり積分したり、色々するのがテクニカル分析です。何のために? まさに、過去の投資家の行動を分析し、未来の投資家の心理や行動を予測するためです。

分析対象の投資家は、株式であれば◯◯銘柄、FXであれば◯◯通貨ペアというコミュニティに集まって来ている人達の行動を分析します。素直な人達が集まっているコミュニティもあれば、ひねくれ者の多いコミュニティもあります。敏腕で反応の早い人達のコミュニティもあれば、大物が牛耳っているコミュニティもあります。マイナー通貨ペアなんて、「その国の人しか集まっていないんじゃないか」って思いますけど偏見でしょうか。ともあれ、コミュニティ毎に性格は大分違うと思います。肌の合う人たちっていますよね。人という視点で、銘柄や通貨ペアを選ぶと、居心地の良い銘柄や通貨ペアが見つかるかも知れません。相性の良い銘柄という奴です。

ボードの向こうにあいつがいる♪

1日の出来高が数千~数万株の銘柄を、ある程度の期間取引きしていると、時々こんな事があります。毎日同じようなタイミングで、同じような指値をしてくる人がいます。その人は、いつも同じようなタイミングで同じような指値変更もしてきます。「あいつだ!」あきらかに同じ個人だと特定出来てしまいます。顔も名前も知らないし、どこの誰かも知らないけれど、なにか親近感が湧いてきます。同胞であり好敵手でもあるかのような。その人に、「注文出しといて」と言われたら、なんとなくその人が納得のいく注文が出せてしまう気がします。この投資家を分析できちゃってますね。

投資を続けていくには、儲かった損しただけではなく、別の楽しみも必要だと思います。負けが続くこともありますので。「投資の関係者はみんなお友だち」くらいの気持ちで、投資もブログも頑張っていこうと思います。